「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」Pha 著 を読んで

 内容とは関係ないが、Phaさんの文章は本当に読みやすい。どこかで書かれていたが、読書量がものすごいから分かりやすい文をかけるようになったのだとか。

 僕もこんな分かりやすい文章がかけるようになりたいと思う反面、そんなにすごい量の本を読めるとも思えない。

 全然関係ないが、エッセイストの石田ゆうすけ氏の旅の本が好きで、よく読んでいたが、あの人の文章も分かりやすくて読みやすかった。自転車で世界一周シリーズの三冊がすごく好きで、なんども読んだのを覚えている。また久しぶりに読んでみようかな。

 あ、表題の本であるが、勉強に関する色々な方法が書かれており、とても有用な本だった。特に、最近自分の中で気にしている「アウトプット」についても色々な方法が書かれており、ためになった。

 割と他の自己啓発本で書かれているような内容も出てくるが、この人が書いているとなんだか自分にも実行できそうな気がしてくるから不思議である。

 勉強した知識を自分の血肉とし、人生にゆとりを生み出したいものである。 

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

 

 

「ひきこもらない」を読んで

 この本を読むのは、これで2回目になる。

 内容としては、筆者のPhaさんが外出して暇をつぶす為にすることが色々書かれている。昼間の高速バスに乗ったり、サウナに行ったり、散歩したり。あと、変わり種としては、熱海に別荘を買ったり、島で長期滞在してみたり。

 それ程特別なことをしているわけでもないが、読んでいると不思議とやってみたくなってくる。先日は、この本に習って昼間の高速バスに乗ってみた。大阪、東京間で8時間ぐらいの道のりだったが、意外と快適で楽しめた。次は、船旅でもしてみようかと思う。

 特別何か為になる本というわけではないが、ちょっと息抜きに読みたくなる本だ。人生の転機に、一旦落ち着いてこれからのことを考える前に、頭をリセットしたい時とかに。

 

「結局、人生はアウトプットで決まる」を読んで

 本書では、アウトプットについて、主に「書く」ことと「話す」ことについて書かれていた。著者がエンジニアという事もあり、なかなか参考になる部分が多かった。

 インプットの効率を上げるために、対象となる商品や株を実際に購入して、当時者意識を高めること。実際に体験してみる事の重要性。相手に伝わる文章の書き方や、プレゼンの方法など。

 アウトプットが続かない理由についてー そもそも「テーマがあなたにとって魅力的ではないから」なのです。

 最近読んだ別の本に「本を読んで、心に届く一文というのは、自分の中で(〜かもしれないな)と思っていること」という話があり、まさにこの一文が、僕にとってのそれに当たると思った。 

 アウトプットする対象についても、「本当に自分がやりたいことか」を考える必要がある。まあ、本書にも記載されていたが、ある程度やってみないと「本当にやりたいこと」かどうかの判断がつかない。とりあえず手当たり次第アウトプットしてみて、「本当にやりたいこと」を探してみるべきだろう。

 そして「本当にやりたいこと」が見つかると、もっと楽しく、幸せな人生が送れそうな気がする。

「気持ちを言葉にできる魔法のノート」を読んで

 前作の「言葉にできるは武器になる」の存在は以前から知っていたんだけど、特に読もうとも思っていなかった。

 先日、本屋で前作が平積みされている横に、この「気持ちを言葉にできる魔法のノート」が置いてあるのを見つけた。

 僕は、基本的にすぐ読めそうだとか、すぐに実践できそうな本が好きなので、kindleで検索して早速電子書籍版を買ってみた。(猿でもわかる本とか、エッセンシャル版とか大好きです)

 

 結論から言うと、「まさに今、自分に必要な本に出会えた」と感じた。「これからの人生で、何か変化を起こせそう。良い方向に進められそう。やりたかったことを実現できそう。」とか率直に、思えた。

 

 本書は、”思ったり、考えたりしたことを人に伝えるのが苦手な僕”の元に、突然、言葉を喋る青い鳥”コトバード”が現れるところから話が始まる。この二人の対話形式で進行して行き、少しずつ”僕”の”内なる言葉”を掘り起こし、育てて行く過程を描いている。

気持ちを「言葉にできる」魔法のノート

気持ちを「言葉にできる」魔法のノート

 

 あとがきにも書かれていたんだけど、子供用に書かれた本というコトで、理解しやすく、すっと内容が自分の中に入ってきた。

 大人でも、僕のように、この本で書かれている問題に直面している人は多そうな気がする。(実際に思っていなくても、潜在的に抱えていたり)

 この本に書かれているように、自分の中でモヤモヤしていることを、うまく人に伝えることができたら、きっと人生今より良くなる気がする。

 最後の章で、”その言葉に賛同してくれる仲間が現れる”といったことも書かれており、その内容にもとても心を引かれた。

 

 文章を書くための本は、何冊か読んだことがあったが、そもそも、「何が書きたいのか」という部分が抜けていたので、結局特に実践することなく終わってしまっていた。 

 本書は実践編ということで、最後のページに実践用のシートが付けられていたので、早速コピーして書いてみた。実際に書いてみると、結構いろんな言葉が出てきて楽しかった。

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感想を付属のシートにまとめたもの

 

 本書のテーマである”気持ちを言葉にする”ということについて、心のどこかで、自分には出来ていないことを自覚していたんだと思う。実践することによって、長年モヤモヤしていたことに終止符を打てるかもしれないし、より楽しい人生を歩めるかもしれないという希望が見えた。

 前作の、「言葉にできるは武器になる」も読んでみようと思った。