「気持ちを言葉にできる魔法のノート」を読んで

 前作の「言葉にできるは武器になる」の存在は以前から知っていたんだけど、特に読もうとも思っていなかった。

 先日、本屋で前作が平積みされている横に、この「気持ちを言葉にできる魔法のノート」が置いてあるのを見つけた。

 僕は、基本的にすぐ読めそうだとか、すぐに実践できそうな本が好きなので、kindleで検索して早速電子書籍版を買ってみた。(猿でもわかる本とか、エッセンシャル版とか大好きです)

 

 結論から言うと、「まさに今、自分に必要な本に出会えた」と感じた。「これからの人生で、何か変化を起こせそう。良い方向に進められそう。やりたかったことを実現できそう。」とか率直に、思えた。

 

 本書は、”思ったり、考えたりしたことを人に伝えるのが苦手な僕”の元に、突然、言葉を喋る青い鳥”コトバード”が現れるところから話が始まる。この二人の対話形式で進行して行き、少しずつ”僕”の”内なる言葉”を掘り起こし、育てて行く過程を描いている。

気持ちを「言葉にできる」魔法のノート

気持ちを「言葉にできる」魔法のノート

 

 あとがきにも書かれていたんだけど、子供用に書かれた本というコトで、理解しやすく、すっと内容が自分の中に入ってきた。

 大人でも、僕のように、この本で書かれている問題に直面している人は多そうな気がする。(実際に思っていなくても、潜在的に抱えていたり)

 この本に書かれているように、自分の中でモヤモヤしていることを、うまく人に伝えることができたら、きっと人生今より良くなる気がする。

 最後の章で、”その言葉に賛同してくれる仲間が現れる”といったことも書かれており、その内容にもとても心を引かれた。

 

 文章を書くための本は、何冊か読んだことがあったが、そもそも、「何が書きたいのか」という部分が抜けていたので、結局特に実践することなく終わってしまっていた。 

 本書は実践編ということで、最後のページに実践用のシートが付けられていたので、早速コピーして書いてみた。実際に書いてみると、結構いろんな言葉が出てきて楽しかった。

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感想を付属のシートにまとめたもの

 

 本書のテーマである”気持ちを言葉にする”ということについて、心のどこかで、自分には出来ていないことを自覚していたんだと思う。実践することによって、長年モヤモヤしていたことに終止符を打てるかもしれないし、より楽しい人生を歩めるかもしれないという希望が見えた。

 前作の、「言葉にできるは武器になる」も読んでみようと思った。